2012年度 一覧

田んぼの学校20120617 田んぼでトンボやカエル、メダカ


天気 曇り時々晴れ
参加者 約230人 (うち中筋幼稚園関係45人、府中小学校関係96人)
天候が危ぶまれたが曇りで時々強い日差しになるという、田んぼの学校にはまずまずのお天気になりました。
団体参加が2グループあり、200人を超える人数になりました。

アカガエルのオタマは上陸終了。トノサマガエルを中心としたオタマジャクシが多数。シュレーゲルとニホンアマと思われるオタマに上陸直前のものが見られる。
ゲンゴロウ類は幼虫が多数見られるが成体は先月と比べ減少。
イトトンボ型ヤゴ多数。ヤンマ型ヤゴも今回は少し出た。
シオカラトンボ、キイトトンボ、オオイトトンボなどトンボ類成体もにぎやか。
イシガメも久しぶりに捕獲されました。

以下出現したリスト。
魚類:メダカ、 ドジョウ、ヨシノボリ類
甲殻類:ミナミヌマエビ
両生類:イモリ、トノサマガエル、アカガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、トノサマ・シュレーゲル・ニホンアマオタマ、シュレーゲルアオガエル卵塊
爬虫類:イシガメ
昆虫類:オオコオイムシ、コミズムシ、タイコウチ、マツモムシ、ガムシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、アメンボ類、トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、ヤンマ型ヤゴ、キイトトンボ、モートンイトトンボ、オオイトトンボ、シオカラトンボ、コヤマトンボ*、アメンボ類、カゲロウ類幼虫
その他:チスイヒル、エラミミズの仲間、ミズムシ
クモ類:スジブトハシリグモ、
*飛んでいたサナエトンボはコヤマトンボでよかったでしょうか。
大鍋はシカ肉の肉団子と地元野菜。久しぶりの300人鍋でした。


田んぼの学校20120520 田んぼでオタマ、タイコウチなど


田んぼの学校20120520 田んぼでオタマ、タイコウチなど
参加者約90名 天気晴れ
寒くもなく暑くもなく、ちょうど良いお天気でした。各地でイベントが沢山あり、あまり人が集まらないのではと思っておりましたが、90名もの参加者となりました。初めての方も沢山いらっしゃいました。田んぼの学校のような生き物系イベントに気軽に参加できるのが豊岡の良いところだと思います。

5月の田んぼビオトープ、印象としては低調に感じました。アカガエルのオタマは豪雪の影響か例年なら上陸しかけの個体が主流となる時期ですが、まだまだ足も出ていないのが多かったです。
ゲンゴロウ類は好調で、コシマゲンゴロウが多数出ました。ヒメゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウなどは出ませんでした。トンボ類も低調で捕獲されたのはシオヤトンボのみでした。ヤンマ型ヤゴも出なかった。
子どもたちはとても熱心で、一生懸命観察していました。


出現した生き物は以下の通りです。抜けているものがあったらご指摘ください。>参加者
魚類:メダカ、 ドジョウ
甲殻類:ミナミヌマエビ
両生類:トノサマガエル、アカガエルオタマ、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
昆虫類:オオコオイムシ、コミズムシ、タイコウチ、マツモムシ、ガムシ、ヒメガムシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、アメンボ類、シオヤトンボ、トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、ヒョウタンゴミムシの仲間
その他:ウマビル、
クモ類:スジブトハシリグモ、

コシマゲンゴロウ

シマゲンゴロウ

マツモムシ

オオコオイムシ  ちょうど孵化かが進んでいる個体。

スジブトハシリグモ 水の上を走ります。

トンボの羽化   ちょうど羽化しているのがいました。シオヤトンボかシオカラトンボだと思います。
お昼はハマチと地元野菜の大鍋を食べました。


ビオトープの整備


GW初日は、観光客も少なく郷公園内は落ち着いた雰囲気。萌黄の里山が美しく、キビタキの囀りが聞こえてきます。しばらくするとシュレーゲルアオガエルが一斉に合唱を始めます。
スタッフでビオトープの水管理のための力仕事を少しやりました。

水の中にはアカガエルのオタマがいっぱい。メダカやアメンボが泳いでいます。1時間ほど、爽やかな汗をかきました。
5月20日の田んぼの学校では、こどもたちの歓声が聞こえることでしょう。


田んぼの学校20120415 春の草を探す、食べる


田んぼの学校20120415 春の草を探す、食べる
参加者約60名 晴れ

暑くもなく寒くもなく、良いお天気で気持ちのいい田んぼの学校でした。
初めてこられた方も多く、たくさんの人数になりました。
やはり子どもたちの低年齢化は進み、主流は小学校前の子どもたちです。
今年は豪雪で冬が長く春が遅く、例年よりも10日程度植物の開花が遅れています。タンポポはほとんど咲いておらず、スミレもほんの一部しか咲いていません。シカの食害により、植物自体が花を咲かすことが出来ないというのも影響しているようで、残念ながら春の里山里地のお花がたくさん咲いているうららかな状況では有りませんでした。
これまでは毎年、法花寺の酒樽神社からさらに奥の在来タンポポを見に行ってましたが、距離が遠くてハードなため脱落者も多く、今年は手近にしました。

最初に芝生広場でコブシとタムシバの違いの勉強をしました。
次に、コウノトリ公開ゲージの少し奥で、サワオグルマの芽吹きを摘みました。
そこからは2班に分かれました。
大体小学生以上で元気な子は郷公園内の里山コース、小さな子やベビーカーの子は祥雲寺内の田んぼコースに分かれました。どちらも25人程度づつになりました。

里山コースでは、タチツボスミレはけっこう咲いていました。シカの食害のため、下層植生は悲惨で、ショウジョウバカマなどは見られませんでした。
野鳥も観察できました。キビタキ、センダイムシクイ、コサメビタキ、(以上、夏鳥)、メジロ、ホオジロ、イカル、ツグミ。

田んぼコースでは、ヨモギ、ヨメナ、ドクダミなどを摘みました。セイヨウタンポポがわずかに咲いていました。ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、タネツケバナが咲いていました。これらはシカよけの網柵のしてある畑ではたくさん咲いていましたが、柵の外ではシカに食べられているようで、明らかに食害の影響が出ていました。イノシシが耕運機で耕したように掘り起こしている田んぼもありました。シカの糞も沢山。

柵の内側は花がいっぱい。
でも、みんな春の里地を楽しんでいました。溝に一人は待ってずぶぬれになった子もいました。

コウノトリ文化館の横に戻ってくると、水路の生き物調査をする子がたくさんいました。
田んぼや水路の生き物調査が大好きな常連の子がたくさんいます。どうしても網を入れたくなるようです。

お昼はブリと地元野菜の大鍋と、みんなで積んだ野草の天ぷらをしました。大好評でした。
いつも美味しいですが、今回はブリの出汁の鍋と野菜やそうの天ぷらとが絶妙にマッチしていました。

サワオグルマ

芝生広場で楽しく食べました。
とてものんびり楽しい田んぼの学校でした。


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