2011年01月 一覧

田んぼの学校2011.01.16 里山観察、足跡や野鳥など、雪遊び


参加者スタッフ入れて10名。 雪。
但馬北部は昨夜から大雪警報が出て、朝起きてみるとかなりの新雪、市街地で30~40cmの積雪。
車を出すのが大変でした。さすがに今日は参加者がいないのではないかと思いましたが、1組の親子の参加がありました。唯一の子供は、そりに乗って、お父さんが引っ張って出陣。親は大変だが子供は大喜び。

雪の中、東公開ゲージの方まで野鳥を見に行きましたが、鳥もほとんどいませんでした。
ホオジロ、ミヤマホオジロ、セグロセキレイ、タシギ、クサシギ、アオサギ、トビ、キジバト、カラス、などが確認できました。天候が悪いので、鳥もあまり姿を見せてくれませんでした。

人工巣等の上で、トビが何か食べているのが観察できました。獲物は何か確認できませんでしたが灰色の羽をむしってました。
文化館に戻り、雪遊びをして、ブリと大根の鍋を食べました。
なかなか身動きの取れない大雪の中、田んぼの学校開校以来初の一般参加者ゼロになるかと思いましたが、何とか実施することが出来ました。


ニホンミツバチの分蜂


ニホンミツバチの分蜂
 豊岡市街地のある庭にミツバチの塊が出現した。日本ミツバチの分蜂である。
 ミツバチは一匹の女王バチと多くの働きバチが群れで巣を作って生活しているが、新しい女王バチが生まれると古い女王バチは働きバチを連れて巣を出て行き、新しい巣へ引越しする。その引越し作業中に沢山のハチが塊を作った状態になり、それを分蜂球という。

この状態は一時的なもので、先に働きバチが巣を出て、女王バチと合流し分蜂球となり、さらに巣を作るのに適した場所へ移動していくらしい。ニホンミツバチは、変に刺激してやらなければあまり人を刺さない。分蜂球を近くで観察していても、攻撃してくるような気配はない。だから、もし庭に分蜂球が出来たとしても大騒ぎする必要はない。そっとしておいてやるべきである。
分蜂球が出来たら、その近くに巣を作りやすいミツバチ巣箱的なものや、建物の屋根裏などちょっとした隙間があれば、巣を作る可能性がある。だから日本ミツバチの巣が出来たら困るのであれば要観察である。

 多くの場合は春から夏にかけて分蜂は起きるが、秋に出現することもある。写真は10月16日。飼育されているニホンミツバチの場合は、この分蜂が始まったら巣別れの群れを追いかけて分蜂球を確認し、それを捕獲して別の巣箱に入れて、巣箱を増やしていくようである。
 なお、飼育ミツバチの主流はセイヨウミツバチだが、ニホンミツバチを趣味で飼育している人もいる。但馬でも飼育している方はいらっしゃるようである。

ニホンミツバチは豊岡市街地でも普通に見られ、里山などで野生の巣もよく見かける。
写真
  分蜂球    平成22年10月16日 豊岡市大磯町
  石塔の蜂の巣 平成21年8月16日 豊岡市妙楽寺