2009年度 一覧

田んぼの学校2009.08.16 里山観察


参加者 30人 晴
お盆の日曜日でしたが、30人も集まりました。
みんな網を持参してやる気満々です。
最初に田んぼビオトープでトンボとかを観察。ウチワヤンマ、オオイトトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ウスバキトンボ、ショウジョウトンボ、キイトトンボ、ギンヤンマ、ムシヒキアブの仲間(シオヤアブ?)、トノサマガエル、カナヘビ、、、いろいろと観察して、山道へ、、
オニヤンマ、ツクツクボウシ、アブラゼミ、ニイニイゼミ・アブラゼミの抜け殻、、、、
シカの足跡、イノシシの足跡、、、、

サワガニ集め

沢にたどり着いて、サワガニ捕り、30匹以上捕れました。郷公園のサワガニは、地味な色です。
夏のキノコが結構生えていました。コツブタケ、ベニウスタケ、カワラタケ、シロイボガサタケ、コテングタケモドキ、ホウキタケの仲間、、、、、
オシロイタケだと思うのだが、沢山のキノコ虫がたむろしていました。キノコには幼虫がわんさかいました。

オシロイタケにキノコムシ
少し古いが、なかなか生けそうかキノコが生えていて、調べてみるとナラタケモドキでした。
熱心なお母さんと息子さんが沢山キノコを見つけてくれました。

ナラタケモドキ
市民研究所創設初期に、大体平成11年から14年ぐらいだと思うが、公開ゲージの上の尾根に、キノコの種を植えよう、マツタケ山再生、ということで、県民局や郷公園と一緒に、一般参加者とアカマツの苗を植えました。松くい虫にやられないようにと、兵庫元気松という耐性のある品種です。
それが結構大きく育っていました。
植樹の目的は、コウノトリが巣をかけるための赤松林が松くい虫にやられて少なくなってしまったが、それを再生するということ。もうひとつの目的は、マツタケが生えてくるように。河井主任研究員が一生懸命推奨して、マツタケはコウノトリを救えるかプロジェクトと呼ばれていました。当時は、誰も本当にコウノトリが豊岡の空を飛ぶとは思ってなかったころです。

育ちつつあるアカマツ。
なべは、シカ団子の味噌煮風でした。


田んぼの学校2009.07.19


田んぼの学校 小川で魚とり
曇り 参加者約100名
夏休みに入り、3連休の真ん中の日、家族連れで参加しやすかったのかもしれない。団体はないのに100名のにぎやかな田んぼの学校となった。

東公開前の東屋を基地にして、魚や昆虫などを採集。
アカザなどの希少種は出ませんでしたが、魚で9種、大きなイシガメも捕れて、にぎやかでした。
網で追い込み漁もしましたが、なかなか統制が取れなくて、、、それでもスッポンが獲れました。大収穫です。

魚は小さいものばかり集まってきましたが、最後に婚姻色のきれいなオイカワが出ました。

オイカワ、メダカ、カワムツ、カマツカ、ムギツク、ヨシノボリの一種、ドジョウ、シマドジョウ、ドンコ
ヤンマ型ヤゴ、カワトンボ型ヤゴ、コオニヤンマ型ヤゴ、
ゲンゴロウ類幼虫、オオコオイムシ、タイコウチ
ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ、モクズガニ
カワニナ、マルタニシ、タイワンシジミ、
スッポン、イシガメ


とりまとめと観察をして、逃がしてやりました。
最後は蛇紋岩米の雑炊とおにぎりを食べました。


田んぼの学校2009.06.21


休耕田ビオトープの生き物調査
晴れ 参加者210人
港西小学校学P、府中小学P、大阪のORIBIOの3団体と一般参加者で約210人の参加者となった。

気温も上がり30度は超えていると思う。非常に暑い。熱中症に気をつけながらの調査となった。



アカガエルは上陸終了。トノサマガエルのオタマジャクシが一部上陸しかけの状態。
アマガエルの上陸しかけのものも見られた。
オタマジャクシが非常に多いが、以前は放鳥コウノトリがどんどん食べて数を減らしていたが、今年など、コウノトリはまったく食べていないのだろうか。すぐ隣で餌をもらえるから、この場所での採餌はないのかもしれない。
メダカ、ドジョウ、
ニホンアカガエル、トノサマガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエルオタマ、イモリ
コシマゲンゴロウ、ゲンゴロウ幼虫、ガムシ、ヒメガムシ、
オオコオイムシ、タイコウチ、マツモムシ、コガシラミズムシ、アメンボ類
キイトトンボ、アジアイトトンボ、ヤンマ(飛翔中種同定できず)、トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ
ミナミヌマエビ、サワガニ、チスイビル、カワニナ
スジブトハシリグモ、コモリグモ、種名不明大型グモ
何か抜けていたら補足してください。>参加者
写真はイモリと種名不明の大型グモ


久々の300人なべで、シカ肉つみれとイノシシ肉と地元野菜のなべでした。
熱いときのこの鍋がとてもおいしくて、子供たちの評価も高かったです。お代わりも沢山ありましたし、シカだけお代わりとか、人気がありました。


田んぼの学校2009.05.17


田んぼの学校 田んぼビオトープの生き物
天気:雨 参加者:約30名
神戸の高校で新型インフルエンザが発生し、学校関係のスタッフは大忙しになっている。コウノトリ文化館入り口でも消毒などしている。雨も降っているし、あまり来ないかと思っていたが、20名ほどの親子が集まった。スタッフや郷公園の人も合わせて約30名、雨なのに結構な人数になった。
田んぼビオトープでは、アカガエルのオタマが大きくなり、そろそろ上陸しだしている。ゲンゴロウ類がいないのかなと思ったら、少し深いところで沢山捕れた。またカゲロウの幼虫が目立った。幼虫では同定が非常に難しいらしいが、モンカゲロウの幼虫の写真と同じだったのでカゲロウ類の幼虫には間違いない。
カゲロウの幼虫

雨の中、子供たちは非常に熱心。カエルもムシもみんな大好き。文化館に運んでじっくり観察したあと、もといた田んぼビオトープに逃がしてやりました。1年生でしょうか、せっかく捕まえたのに別れがつらくて泣きそうになる子もいました。

生き物のリストです。

大鍋は、シカ肉です。天気が良ければ100人以上来そうな時期だったこともあり、お肉が沢山。非常においしかった。お代わり3杯する子もいました。


田んぼの学校

タンポポ調査、春の野草を食べる
4月19日 晴れ 参加者100人以上
タンポポ調査では過去最高の参加者数。鍋と野草を食べる会が少し心配。それにしても、この時期に、これだけ参加していただけるのは、スタッフとしてはうれしい。
コウノトリの郷公園の前でスミレの観察をした後、長い列になって、出発。ここでは、コンクリートの隙間に生えるヒメスミレを見る。農道に出ると、アリアケスミレ、ツボスミレがある。さっそくセイヨウタンポポも出現。

やがて、紫色の濃いスミレ(種名)、シロバナタンポポも道端にみられる。オオイヌノフグリ、オランダミミナグサ、ヒメオドリコソウ、ウマノアシガタ、ヘビイチゴ、オオジシバリ、ホトケノザ、カキドオシなど、いろいろな春の草花が咲いている。

小遠足ぐらいの距離を歩き、集落の一番奥まで来ると、やっと日本の黄色いタンポポに出あえる。棚田ののり面のあちこちに、咲いていた。


ヤマザトタンポポを見て、元気のある人は、さらに奥のクシバタンポポを観察した。ヤマザトタンポポは花の色がレモンイエロー。セイヨウタンポポのようにぎらぎらした黄色ではないので、少しやさしい感じがする。


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