カバイロコナテングタケ


2005.7.24 豊岡市妙楽寺
カバイロコナテングタケ ハラタケ目 テングタケ科 テングタケ属
Amanita rufoferruginea Hongo
蒲色粉天狗茸
 空梅雨の後、雨が続き、夏のキノコがたくさん出てきた。
 カバイロコナテングタケ。
明るい帯褐橙色の粉で覆われている。触ると手にくっつく。基部は膨らみ、粉質のつぼの名残が残っている。薄い膜質のつばがあるが崩れやすい。
 このキノコ、はじめはテングタケ科とは気が付かなかった。なかなかきれいなキノコである。夏から秋にかけて雑木林に発生。

 幼菌


 指でつまんだ跡が残っている。
 蒲:蒲(がま)の穂のような色。赤みを帯びた黄色。かば。
 天狗:深山に住むという妖怪。山伏姿で、顔が赤くて鼻が高く、背に翼があり、手には羽団扇(はうちわ)・太刀・金剛杖を持つ。キノコの場合は天狗の鼻に例えている。