コウノトリ自然観察会5月度(実施報告)
テーマ:コウノトリのヒナと夏鳥
日時:2018年5月13日(日)13:00〜16:00
天気:雨
参加者:2名
スタッフ:高橋、武田
あいにくの雨。午前中の強い降りは、午後の時間が過ぎるほどに弱まって行き、巣塔めぐりの観察にはほとんど支障のない状況でした。雨天のせいでキャンセルや参加を見合わせたレギュラーメンバーも出て、2名の参加者で観察会を実施。今回はスペシャルナビゲーターに文化館の武田広子自然解説員を迎え、彼女の豊富なコウノトリ行動観察の紹介も織り交ぜました。少し長めの予習を終えて、いつものとおり三江小学校の庄境巣塔からスタート。
百合地巣塔ではヒナの姿もしっかり観察することができました。
伊豆巣塔の周辺には、いつもどおり、取り巻きのメスが電柱に止まっており、武田自然解説員より繁殖をめぐるメス同士の争いの話を聞きました。
最後に袴狭巣塔をチェック。ここは武田解説員の常駐観察フィールドで、いろいろとエピソードを聞くことができました。川と川に挟まれた水田と牧草地という多様な自然環境が、ここで暮らすコウノトリの採餌行動の多様化をもたらせているとのこと。
国交省による加陽湿地の様子を見てもらったあと、交流館でまとめをしました。コウノトリをめぐるいろんな質問に答えながら、豊岡の町づくりのことを説明しました。雨の中の観察会ではありましたが、参加者の方々との交流もふくめ、よい時間を過ごすことができました。
【本日観察した野鳥】
コウノトリ、ハシボソガラス、ダイサギ、ヒドリガモ(4種類)