山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク再認証審査

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山陰海岸ジオパークの世界審査の最終日、その最後の審査サイトがコウノトリ文化館でした。14時過ぎに到着された審査員を、中貝豊岡市長が笑顔で迎えます。背景の祥雲寺巣塔にはコウノトリが帰巣しており、一緒に一行をお迎えしているようでした。

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コウノトリ文化館は入館無料であること、任意でコウノトリ環境協力金の募金をお願いしていること、募金のお礼にオリジナルのコウノトリ折り紙を差し上げていることなどをエントランスで説明しました。

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今回の審査で文化館側の対応者はヤーナ・バベンコ自然解説員。インバウンド来館者対応要員として活躍するヤーナが、審査員の館内ガイドを担当しました。この日のために、こつこつと日本語表示の英文化を行い、審査員応対のシナリオのイメージトレーニングを繰り返し、本番を迎えました。

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展示コーナーでは、円山川を中心とする豊岡盆地の自然環境の話をしっかり説明しました。日本のコウノトリが最後まで豊岡盆地を選んだその理由を、審査員のお二人には理解して頂けたと思います。

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多目的ホールで中貝市長によるプレゼンテーションが行われました。市長自ら英語でスピーチされ、説得力のある説明に審査員は何度も頷いておられました。

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プレゼンテーションの後は、公開ケージのコウノトリの見学です。給餌時間が近づいており、野外コウノトリの飛来も見られました。

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市長から、ロシア人のヤーナが日本で暮らすようになったエピソードが紹介されると、場は一気に和んでゆきます。ここまで緊張していたヤーナもようやく肩の力が抜けました。

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審査員と関係者の記念撮影。豊岡市流の「こうのとりぃ~~」でスマイルショット。

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市長が審査員に可愛いお土産を手渡しています。

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プレオープンの「砂の世界をのぞく展」に少し立ち寄っていただきました。

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文化館を出られた一行は、隣接の県立大大学院ジオコウノトリキャンパスのロビーを見学されて郷公園を後にされました。文化館の屋根の上では、1羽のコウノトリが皆さんを見送りに来ていました。

コウノトリ文化館が日頃から意識しているインバウンド対応や、館内展示の工夫などが審査員に少しでも好印象を与える結果となったなら幸いです。今回対応頂いた関係者の皆様、とりわけ、当館スタッフのヤーナ・バベンコさん、お疲れ様でした。