植物観察会2024年5月度(実施報告)
日時:2024年5月26日(日)13:00〜14:30
天気:晴れ
参加者:8名
スタッフ:2名
植物観察会
8名のお客様をスタッフ2名でご案内しました。
まずは刈り残しておいた植物たちの解説です。ニワゼキショウ、ヒメコバンソウ、ハハコグサ、シロツメクサ。ハハコグサは春の七草の1種で、かつては草餅に使われました。シロツメクサは、白い花が咲く詰め草で、江戸時代ごろには梱包材に使われました。小さな花の集合体で目立つようになっています。花は下から咲き、受粉すると垂れ下がります。茎は地を這い、節から発根します。根には根粒ができ、窒素を固定して土の養分が増えます。土の養分が増えると日本の在来植物には生育しにくい環境となるなどのお話をしました。
ビオトープに向かう途中で、クロモジの香りをかぎました。ハハコグサとチチコグサの比較をしました。ビオトープでは、セリを見てからヒルムシロを見ました。山裾では、ホクリクタツナミソウ、テイカカズラを見ました。
ヒルムシロ
ホクリクタツナミソウ
テイカカズラ
私のお気に入りのマツバスゲを見ていただきましたが、あまり受けませんでした。ゴウソの方が好評でした。小川沿いでスイカズラを観察しました。白い花が黄色くなる。花の長い筒の根元には蜜が入っている。この筒の長さに適応した昆虫がいる。吸うとわずかに甘い、などのお話をしました。
最後にエゴノキで、オトシブミのゆりかごを見ました。
エゴノキについてるエゴツルクビオトシブミのゆりかご