チシオタケ
2006.9.30 豊岡市三開山
チシオタケ ハラタケ目 キシメジ科 クギタケ属
Mycena haematopoda(Pers.:Fr.)Kummer
血潮茸
三開山は良い里山で沢山キノコが出ているという。新たなフィールドに加えようと三開山に登ってみた。竹やぶのところできれいな小さなキノコが目にとまった。これはサクラタケだなあと思い、写真を撮ることにしたのであるが、一本ちぎってみると茎から濃いワイン色の液が出てきた。ありゃ、これがチシオタケか、、、。
チシオタケを採るのははじめてである。小さなきれいなキノコで、傷をつけると血がほとばしるように出てくるという。本当にそんな感じである。ただ、その液は、動脈血ほど鮮やかではなく静脈血よりも美しい濃いワイン色である。
ほぼ世界的に発生するキノコらしい。広葉樹の朽木や切り株に発生。ちなみに間違えかけたサクラタケも同じクギタケ属である。
食べようとかは思わないキノコであるが、無毒らしい。
血潮:潮のようにほとばしり出る血。「―に染まる」2 体内を潮のように流れる血。激しい情熱や感情。「熱き青春の―」
傷つけると血がほとばしる。 痛そう。