タンポポ調査

 タンポポ調査2005
 2005年4月10日
 タンポポ調査をいつ行うのがよいのか?
 これは毎度の悩みである。
 昨年は明らかに遅かった。これまでに見つけた在来タンポポの分布
地図を持って現地に向かったにもかかわらず半分も見つけることがで
きなかったのだ。
 ということで2005年の候補日は、4月10日と4月17日にな
った。17日がやや有力なところへ、円山川「菜の花の会」が、円山
川を襲った台風23号の大量のゴミを拾うというイベントを17日に
計画されていることが分かった。一人でも多くの方にそちらへ参加し
ていただくためにも17日には実施できない。それで10日に決定。
 しかし、どう見ても春の訪れが遅い。心配する中、4月3日に竹野
で但馬では最初のタンポポ調査が行われた。カンサイタンポポ、ヤマ
ザトタンポポ、クシバタンポポ、シロバナタンポポ、(見本としては
南但産のヤマザトタンポポ)が見られた。外来のタンポポは、まだ開
花している数が少ない。また、綿毛にまでなっていないのでセイヨウ
タンポポかアカミタンポポか全く分からない。それでも咲いていない
ということではない。と、一安心。さらに、在来タンポポの方が花期
が早いので、在来種を見つけるには好都合かもしれないとも思った。
 今年のタンポポ調査は、近畿圏で一斉に行われているタンポポ調査
近畿2005の様式で行うことにした。というのもタンポポ調査近畿
2005のための予備調査を見るとまだまだ調査されたメッシュ数が
少なくて、昨年のように日本タンポポだけを探して帰ってくるという
方式ではメッシュ数が稼げないのだ。
 集まったのは、大鍋スタッフを含めて20名弱。
 今年は、メッシュ数を稼ぐのを目的とすると宣言して、主要なタン
ポポの見分け方、花の処理の仕方などを説明。地図で大まかに担当区
域をそれぞれの車で出発した。調査隊は、5つ編成できた。

 タンポポをたくさん採るとあとの処理が大変である。
 昨年は、まじめに調査用紙をはさみで切って、封筒を作っていたが、
今年は、一番安い茶封筒を準備しておいて、現地で花をティッシュで
くるんで封筒に入れて帰ってきた。(ティッシュがないといって、わ
ざわざ調査前に購入された班もあったと聞く)
 コウノピアに帰って最初にすることは、頭花の入った封筒を調査用
紙にホッチギスで止めることである。昨年より作業が簡単になったと
はいえ、調査用紙にデータを書かないといけないので、なかなか大変
である。

 後始末に時間がかかり、すでにできあがっていた大鍋の方から、早
くおいでコールがかかる。煮込みすぎて味が落ちるのも困るし、まと
めの話のできないもの困るし、あわただしい最後だった。
 結果
 外来種37点 種名は不明
 在来種
  シロバナタンポポ 12点
  ヤマザトタンポポ 11点
  クシバタンポポ   1点
 合計 61点
 旧の豊岡市の周辺は結構メッシュが埋まったようだ。
 先日の竹野調査とあわせると調査ができていないのは、新豊岡市では
但東町だけになった。
 写真は、現地で調査する代表
     データ記入の様子
     ただ1点見つかったクシバタンポポ

     クシバタンポポの総ほう

     クシバタンポポの葉