ニュースレター<2007-4月号>
コウノトリ市民研究所の2007年度のスタートです。放鳥コウノトリも少しずつ活動範囲を広げ、コウノトリをめぐって地域が動き出す、そんな年になりそうな気がします。「コウノトリ本舗」も営業を始めました。ビオトープ作りが始まった地域もあります。六方川では地域参加のもとに川作り、遊び場作りが始まっています。
市民研究所は原点に帰り、豊岡盆地の生き物調査を通して、人と自然の関係を考え、地域の中でコウノトリを支える自然と文化が、回復できる道を探りたいと思います。
今年も田んぼの学校を開校します。身近に豊かな自然があることは、地域社会にとって、大きな価値であるということを、田んぼの学校の子どもたちは教えてくれました。今年は、田んぼの学校や春の小川作戦が地域に広がっていくことを期待しています。
★「豊岡盆地の生きもの地図2007」発行
タンポポ地図、ホタル地図、メダカ地図を掲載した生き物地図の冊子を作りました。地図には点しか現われませんが、調査を通して、いろいろなことを感じることができました。ぜひ見てください。
A4版 8ページ 2000部発行(増刷含む)
★市民研4月の行事案内
田んぼの学校・4月 タンポポ調査・春の田んぼ道
日時:4月8日(日)
9:30~コウノピア集合
スミレやタンポポが咲く季節になりました。タンポポ調査、見分け方の現地講座を予定しています。春の草花のてんぷらも作りたいと思います。
★バードフェスタ2007に参加します。
4月14日(土)・15日(日)大阪自然史博物館
市民研究所もブースを出します。関西で行われるバードフェスタにコウノトリがないのでは困ります。美しいコウノトリの写真ではなく、地域で生活するコウノトリの写真を展示する予定です。また、子どもたちの野生復帰・田んぼの学校も展示します。
招待講演会
「鳥が作った自然界:鳥・虫・花の 共進化」講師:上田恵介(立教大学教授)
日本野鳥の会大阪支部70周年記念講演会
「野鳥から学ぶ持続可能な未来」講師:安西英明(財団法人日本野鳥の会)
★2007年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
今年も例年とほぼ同じペースで活動します。
●田んぼの学校
コウノトリ市民研究所が主催して実施している公開行事です。研究員以外の方も参加できます。当日参加も可能です。
第2日曜日 コウノピア9時半集合
毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。イベント保険の関係上、登録必要(当日可能です)。
◎年間スケジュール・予定・毎月第2日曜日
4月 8日 タンポポ探し、春の草を食べる
5月13日 田んぼでオタマ、タイコウチなど
6月10日 田んぼでトンボやカエル、メダカ
7月 8日 小川で遊ぼう タナゴ、メダカ、フナ
8月12日 小川で遊ぼう 少し上流 オイカワ、カワムツ
9月 9日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月14日 秋の田んぼでアカトンボ
11月11日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月19日 木の実や蔓や木切れで工作
1月13日 里山観察、足跡や野鳥など、雪遊び
2月10日 冬の田んぼ、雪遊び、
3月 9日 ソバ打ちなど
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
*昼は地元食材の鍋があります。
●豊岡盆地の生き物調査
豊岡盆地の生き物調査を行事として実施します。
○タンポポ調査
○ホタル調査
○ゼフィルス調査
○カエル調査
○ビオトープの生き物調査
○豊岡盆地の野鳥調査
○夏休み特別企画 他
随時詳しい日程はニュースレターで連絡します。
夏休み期間中に行事を予定しています。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責任でお願いします。